やる気を引き出す
人材育成コンサルタントの山本です。
こんな質問を受けました。
『今、会社が非常に厳しい状態なんです。』
売り上げが下がっているそうです。
『売り上げを上げるには、どうすればいい??』
単刀直入にこのように聞かれました。
年商億の商いをしている酒屋さんです。
ディスカウントショップなどの進出で
価格競争が激しくなりじわりじわりと、
売り上げが下がり続け、とうとう赤ランプが
ともってしまったという状況です。
何とかしなければならないので、
改善の努力を始めたようです。
行き着いたところは、
ディスカウントショップでは
できない付加価値の創造。
情報の収集を強化して
情報提供を積極意的に行っていく。
妥当なところだと思います。
しかし、ここで問題が起こるのです。
どうしたら、今までの配達をする
という仕事に加えて、情報収集と情報提供を
最前線の社員が行えるようになるのか?
という問題です。
少し考えれば付加価値をつけて、
安売りに対抗しようという発想は出てくのですが
その先の末端の社員へのオペレーションの徹底が
できないのです。
この会社では、その解決策として
社員を集めてミーティング&勉強会をしたようです。
こうしてほしい、という要望を末端にまで
伝えるためそして、酒屋としての酒に関する
知識を身につけてもらうための勉強会です。
『 まったく 効果なかったでしょ! 』
私は、ストレートに聞きました。
そうしたら、『そうなんです。』
『おそらく、あ~あ、めんどくせ~!』
『早くおわんねぇ~かな??』
『こんな感じじゃなかった?』
『まったくその通りです。』
『やる気というか、教わっていることを
吸収しようという姿勢が見られないんです。』
そう言っていました。
経営者的な視点からすると
考えられない状態ですが、
雇われている側からの
視点で考えれば当然です。
『今までと同じ給料で、
今まで以上に働いてください。』
このように言って、
『はい解りました。
明日から今まで以上に残業して頑張ります。』
こんな返事をしてくれる部下は
皆無といっていいはずです。
あなたの部下にもこんなに
素直ないい部下はいないですよね!
きっと・・
ですが、上司のもって行き方によっては、
『状況はわかりました。
できる限りのことはやってみます。』
このようにすることはできるのです。
これは、部下を動かすノウハウを
知っているかどうかによります。
難しいことではありません。
なぜそのようなことを
会社として要望しているのか?
その背景を情報公開しなければなりません。
この場合、
・会社が赤字に転落したこと。
・今の売り上げでは社員の給料を
まかないきれない事実。
伝えるべきはこの2点です。
実際に伝えるのであれば、
実際の売り上げが○○○○万円。
そこから仕入れや経費を引いて
残る利益がこれくらい。
お支払いしている給与の総額!
を差し引くと・・・
会社は赤字です。
売り上げを伸ばさなければ
給与を減らすか、社員を減らさなければ
なりません。
このような話の流れになると思います
これくらい正直に情報を公開すると、
『確かに、このままではマズイ!』
という認識を社員に持たせることができます。
他人事から自分事になるのです。
その上で、勉強会なり会社からの
要望を伝えれば積極的に
知識を吸収しようとしたはずなのです。
この情報開示をしないと
『今まで通りで、いいんじゃない?』
という意識が社員からは抜けないのです。
質問してきた方には同じことを
伝えたので、以前よりも状況は
よくなっているのではないかと思います。
この方は、
『売り上げを上げるには、どうすればいい??』
という質問の答えははじめから持っていたのです。
付加価値をつけて差別化を図る!
ということですから。
問題であったのは、
どのようにして社員のモチベーションを上げて
社員に行動をさせるかがわからなかったのです。
企画を立てるのがうまいプロジェクトマネージャーが
実際に部下を率いて計画を進めようとしたときに
思うように計画が進まない。
このパターンと全く同じことなのです。
┏「上司として気をつけよう!」━━━━━━━━━━━━━┓
【部下に行動をさせられるか?】
どうすればいいかがわかっても、実際に
実行をするのは部下!その部下を動かせるかに
全てはかかっている。
◆◆皆様の感想をお寄せ下さい。◆◆
できる限り、お答えしたいと思います。
mailto:info@jyo-ho.com
※スパムメール防止のため@を全角にしてあります。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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